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02データのインポート

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脳波データの拡張子について

脳波データは,計測と記録に使用されたハードおよびソフトウェアによって異なるデータ形式で格納されます.詳しくは調べていませんが,edfファイルだったりeegファイルだったりです.それぞれimportの仕方が若干違うので注意が必要で,場合によってはそのために別途pluginを引っ張ってくる必要があるので自分のデータ形式に合わせて適宜頑張ってください.

.vhdrファイル

.vmrkファイル

.eegファイル

インポート

さて,インポートとはデータの読み込みのことです.EEGLABにこれから解析する脳波データを読み込ませる作業ですね.簡単です.
ここでは,Brain Visionの形式である .eegファイルを読み込む方法を紹介します.こいつが一番多いんじゃないですかね?

EEGLABを開いて,

File -> Import data -> Using EEGLAB functions and plugins -> From Brain Vis. Rec. .vhdr. or .ahdr file

をクリックします.余談ですけど,EEGLABのUIの嫌なところってこの作業注にカーソルが外れるとメニュー閉じちゃって選びなおしさせられるところなんですよね...ストレスがマッハなので修正してほしいところです.

さて,クリックするとファイルを選択する画面に遷移するはずです.

ここで,読み込みたい.eegファイルに対応する.vhdrファイルを選択します.

対応する.eeg .vhdr .vmrkファイルはすべて同じ場所に置いて,名前も同じにしておいてください.記録時にデフォルトでそうなっているはずなので,絶対に違う名前にしないように.

.vhdrファイルが選択されたら,同じ名前の.eeg .vmrkをEEGLABが読み込みにいきます.名前を変えちゃいけない理由はこれです.

ちゃんとしたデータになっていれば

こんな画面が出てきます.どのチャンネルの脳波データを読み込むかとかなので,通常は何もしなくて良いです.書いてある通り,何も記入しなければ全てのチャンネルの全てのデータを読み込んでくれます.なので空欄のままOKを押します.

少し読み込みに時間がかかります

...Now loading...

読み込みが終わるとこんな画面が出てきました.これは,読み込んだデータセットになんて名前をつけるかです.EEGLABは読み込んだデータを色々といじっていくわけなので途中途中でデータセットとして保存しておくことができます.今回は1人目の被験者の生データなので,sub1と名付けておきましょうか.OKを押します.

以上の手順で無事に脳波データの読み込みが出来ると,EEGLABの画面に変化が表れます.先程まではよく分からないことが表示されていたところに,channelの数だとかepochだとかといった項目が表示されるようになったと思います.これでデータのimportは完了です.

画面の見方

インポートできた画面の見方を確認しておきましょう.青い部分から見ていきます.

一番上の#1: sub1は一つ目の,sub1という名前のデータセットを読み込んで表示しているという意味です.

そのほか,上に表示されているメニューバーはこれから下処理とかやっていくときに触ることにしましょう.

次はいよいよ解析...の前に面倒だけど大事な大事な下処理をやっていきます.

setファイルの読み込み

下処理の方で確認しますが,ある程度作業が進んだらその時点でのデータを.set形式で保存しておくことができます.

この方法を使って保存したものを,後からもう一度EEGLABで読み込みたい場合の操作です.

File -> Load existing dataset

からファイルを選択します.

これでファイルを選択し,開けばOK.保存した時点でのデータセットが再現されます.

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